内視鏡検査及び手術。胃、大腸、食道、十二指腸。芦屋駅近く(大阪駅から新快速で13分)の消化器科内視鏡専門クリニック。
全く苦痛のない検査をします。
  • Q&A

    消化器官に内視鏡を入れる検査と聞けば誰でも最初は不安に思うものです。
    「苦痛がなく何度も気軽に受けられる内視鏡検査」について理解を深めていただくために、みなさまの疑問にお答えします。

    qa_img_q 消化器内視鏡検査でわかる病気はどんなものがありますか。
    qa_img_a 主に食道・胃・十二指腸及び大腸がんの早期発見を目指していますが、そのほかにがんの前段階である腫瘍性ポリープや良性潰瘍、そして食道炎や胃炎などがんとは無関係の炎症性疾患などもチェックできます。
    qa_img_q 胃がんや大腸がんなどの初期症状にはどんなものがありますか。
    qa_img_a 早期治療による完治率が高い消化器がん。
    我が国のがんの発生率をみると、先進国にはめずらしく胃がんの割合が高く、近年は食生活の欧米化の影響により大腸がんも増加の一途をたどっていますが、消化管のがんは早期に適切な処置を行えば、ほぼ100%完治することが可能です。
    胃がんの場合、初期の自覚症状はほとんどないことが多く、胸焼けや吐き気が何日も続く場合は、ある程度進行していることが考えられます。食道がんは食べものがつかえる感じがすることですが、痛みがないため放っておくうちに悪化するケースが多く見られます。大腸の場合は、血便をはじめ、排便時の軽い痛み、急に便秘をしがちになる、便が細くなる、といった症状が見られます。
    これらの症状があっても必ずしもがんということではなく、ほかの病気や単なる消化器症状ということも考えられますが、安心を手に入れるためにもまずは早めに内視鏡の検査を受けられることをおすすめします。
    qa_img_q 胃がんや大腸がんを防ぐには、なによりも定期的な検査が大切ということですが、何歳くらいから受けるとよいのでしょうか。
    qa_img_a 早期発見・早期治療のために、40歳以上の定期検査を。
    年齢的には、できれば40歳以上、50歳以上なら必ず受けてもらいたいと考えています。頻度については、食道・胃・十二指腸においては、1年に1回の内視鏡の検査をおすすめしています。
    大腸に関しては、一般的にはがんの前段階である腫瘍性のポリープであっても5ミリ以下であれば放置しておき、1年ごとの検診で経過観察を行う施設が多いのですが、当クリニックでは腫瘍性のものであればどれだけ小さくてもすべて切除する方針ですので、3年に1回でよいと考えています。その分患者さまの負担も軽減できると思います。
    qa_img_q 検査にかかる費用を知りたいのですが。
    qa_img_a 自由診療(自費診療)により保険制度の限界を超えた妥協のない理想的な医療を提供します。
    詳しい料金については料金表をご覧ください(資料をご請求ください)。
    保険診療と比較すると高いと感じられるでしょうが、時間的な制約、スタッフの体制、機器設備など、より完璧な治療を目指せば、今の保険医療制度の中で医療活動を行うにはさまざまな制限があることから、自由診療(自費による診療)を行っています。
    内視鏡の専門医としての豊富な経験と熟練のテクニックで一人ひとりの検査に十分な時間をかけるといった最高レベルの医療と環境を提供させていただくことに自信をもって取り組んでいます。
    qa_img_q 会社勤めであまり時間がないので、できれば診察と検査を1日でやってもらいたいのですが、可能でしょうか。
    qa_img_a 1回目の診察(初診)は、問診などを行い必要な検査の種類を判断し、検査日を決めます。
    検査によっては前日から絶食などの準備が必要ですので、診察と検査を同時に行うことはできません。どうぞご理解ください。ただし、すでに三戸岡院長の内視鏡検査・治療を受けた事のある患者さまでどうしても診察(初診)が受けられない場合には診察抜きで検査日だけを予約していただき検査する事も可能です。この場合、前処置の薬・注意事項などをクリニックから直接お手元に郵送します。
    qa_img_q 検査当日の流れを教えてください。
    qa_img_a 検査は完全な個室で行い、プライバシーを重視しています。
    個室で検査用着衣に着替えて待っていただきますと、看護師がすぐそばの内視鏡室に誘導します。個室のイスがそのままストレッチャーになるので患者さまには動いていただく必要はありません。
    検査が終われば、再び個室に移動し、完全に覚醒するまで音楽や映像を楽しみながらゆっくりとくつろいでいただけます。患者さまに快適に過ごしていただけるように院内環境にも十分配慮しプライバシーもお守りします。
    qa_img_q 外来でできる日帰り手術はどういった場合に行われるのでしょうか。
    qa_img_a 大腸の場合、拡大内視鏡で観察して将来的にがんに変化する可能性のある腫瘍性ポリープや早期がんで2センチぐらいまでの大きさなら内視鏡による手術で即座に切除します。10日間は激しい運動とアルコール類は禁止ですが、その日のうちに帰宅することができ翌日から仕事可能です。胃・食道・十二指腸については、それぞれのケースによって差があるので、その都度ご説明させていただきます。
    qa_img_q 「意識下鎮静法」とはどういった療法でしょうか。
    qa_img_a 苦痛のない内視鏡検査を可能にした前投薬です。
    内視鏡検査を行う直前に、鎮静剤と鎮痛剤を同時に静脈注射する方法です。これによって十分な鎮静状態を得られ、卓越した内視鏡操作技術と相まって、まったく苦痛のない検査を行うことができます。
    覚醒するまでにある程度時間が必要なため、時間的な問題から行っていない施設もありますが、当クリニックでは環境を整えた個室で目覚めるまで十分休んで頂きます。
    私自身、若いときに内視鏡をのんだ経験から、早期発見早期治療のためには、苦痛なく気軽に受けられる検査が必要だと痛感しました。その頃欧米ではすでに基本的な方法だったこの方法を、日本で使いやすい薬剤で研究し、安全性はもちろん、心地よい鎮静状態に入りすっきり目覚めることができる組み合わせにたどり着き使用しています。
    そういった実績を認めていただき、日本消化器内視鏡学会の内視鏡セミナーで講師を勤めた経験もあります。
    qa_img_q 「経口色素カプセル法」について教えてください。
    qa_img_a 学会賞も受賞。大腸がんの早期発見を可能にした検査法です。
    ’90年にアメリカの内視鏡学会で発表した検査法で、内視鏡検査の前に腸管洗浄液とともに食用色素入りのカプセルを服用してもらうことによって腸内表面の凹部分に色素を残し、病変の境界や表面の状態をより詳細に観察することを可能にしました。
    通常の検査では発見が困難な微小な大腸ポリープや早期大腸がんを発見・治療ができることが認められ、’95年に日本消化器内視鏡学会賞を受賞しました。
    qa_img_q 外来での治療がむずかしいケースでは、どういった対応をしてもらえるのでしょうか。
    qa_img_a 海星病院をはじめ、入院設備を備えた信頼できる施設やドクターを紹介いたします。
    巨大な腫瘍性ポリープが発見され、大きさの点から外来では治療ができない、すなわち入院が必要なケースで内視鏡での切除が可能な場合は、当院で内視鏡治療後、神戸海星病院に入院していただき、私が担当医として最後まで責任を持って治療を行います。残念ながら外科的な手術が必要なケースでは、患者さんとご相談のうえで、同病院をはじめ、長年の医療活動で知り得た信頼のおけるトップレベルの医療機関および医師を紹介させていただきますので、どうぞご安心ください。
    qa_img_q 検査に使用しているのはどんな機器でしょうか。
    qa_img_a 最新機器と高度なテクニックで診察と治療が同時に行えます。
    当クリニックでは、内視鏡メーカーとして世界的にも有名なFTS社の最新機器を使用しています。私自身アドバイザーとして開発に携わっており、135万画素という世界最高レベルの画素数を誇る内視鏡によって小さな病変の発見も可能にしました。また、最大で200倍の拡大ができ(14インチモニター上)、最小7ミクロンのものまで認識できるため、病変の微細表面構造や微小血管を分析し、将来がん化する性質のものかどうかを正確に判断できるため、その場で切除が可能になりました。 通常は組織の一部を切り取り、病理学的な判断を待つ必要があるので、治療のためには再度検査が必要ですが、この方法ですと検査と治療が同時に行えます。
    しかし、内視鏡検査においては、いくら最新鋭の機器を用意してもそれを十分に使いこなせる技術と経験がともなわなければ、高い性能を発揮させることはむずかしいものです。この機器も高精度であるがため、わずかな手ブレにも大きく影響されるので、繊細で高度な操作技術を必要とします。
    qa_img_q ピロリ菌の検査や治療について教えてください。
    qa_img_a 胃潰瘍や胃がんなどの要因となるピロリ菌の検査・除菌もできます。
    ヘリコバクター・ピロリ菌は、’94に世界保健機構(WHO)の国際癌研究機関によって発がん因子の一つに指定されており、胃・十二指腸に潰瘍のある方や潰瘍の病歴のある方、潰瘍がなくても胃炎の症状が強い方などは内視鏡による検査をおすすめします。菌に感染していた場合の除去治療は、抗生物質やPPI(プロトン・ポンプ・インヒビター/胃の塩酸を強力に抑える薬剤)などの併用薬を7日間服薬していただきます。